HUMAN with HORSES

日本の引退競走馬
#2 馬術競技馬への道

動画再生

中島トニアシュタール

茨城県東茨城郡茨城町にある中島トニアシュタールでは、約40頭の引退競走馬たちが暮らしている。平日は広々とした放牧場で過ごし、ストレスを解消。また、多頭数で放牧することにより、馬同士の良い関係性を構築している。13戦0勝と競走馬時代には成績を残せずにいたダイワシュガー号。現在は障害馬術競技で注目されるほどに成長を遂げている。

馬術が普及してくれば、引退競走馬の需要は増えてくると思うんです。どの馬も臆病で、馬が驚いたことにどう対応したかで、その馬は出来上がっていきます。サラブレッドは速く走ることには長けてるけれど、そのまま馬術競技に使うことはできなくて、まずはゆっくり走ることから。障害馬術であれば、低い障害から順繰り慣らして、いずれ高い障害が飛べるように、時間をかけて調教していきます。競走馬の引退はそれで終わりではなく、馬は、20歳、30歳まで生きていきます。競走馬時代の2年、3年というのは、馬が生きていく中でのひとつの通過点ですから。育成牧場と競馬場で、人が乗って走ることを教わって、次は、その馬たちに馬術競技の馬として調教していくのが、私たちの仕事だと思っています。