武田 麗子 REIKO TAKEDA
障害馬術選手
出身:兵庫県神戸市
所属:杉谷乗馬クラブ
障害馬術 JUMPING
人馬の息がピタリと合う瞬間の飛越はダイナミック且つ、緊迫する一瞬を味わうことができる馬術競技。より早くゴールするためのコースの見極めと障害物を飛越するタイミングを人が判断し、瞬時に馬へ伝えることが勝敗のポイント。
STEP1「ルール」
簡単に言うとバーを落とさず、早く帰ってくることですね。馬がバーを落としてしまったら減点4。障害を飛ぶのを拒否してしまっても減点4。コースが決められていて、1・2・3・4と番号が付けられているのですが、違う順番の障害を飛んでしまったら失権で退場となってしまいます。選手が落馬してしまっても失権になってしまいます。(失権=コースを走行する権利を失うこと)
STEP2「見どころ」
馬とのコミュニケーションの中で障害を飛んでいて、ここから飛んだら馬も飛びやすいという地点があるのですが、いい踏切地点に馬を持ってこれるように、細かな手さばきや足さばきを、馬と会話しながらコントロールしています。
ジャンプオフと言って、優勝決定戦があるのですが、みんな力が入りますね。バーを落とさず、さらに早くゴールを切れるか、となってくるんです。
STEP3「私にとって馬とは」
ドイツを拠点にしていて、子供も馬運車に乗せていろいろな競技会に行きます。朝は、息子に起こされて、お弁当を用意して、保育園から厩舎へ行って、厩舎では練習をして。目標を立てて日々を過ごしているので、そういう姿を見て育ってくれたらなと思います。子育てというのは、子供から教わることが沢山あって、もちろん教えなきゃいけないこともあるのですが、そういうのって馬術にも似てるかなって。私にとって馬とは、私が教えることもあるし、逆に教えられることもある、子供のような存在です。