WHANAU STABLE
静岡県御殿場市にあるファナウステーブルでは、年間約15頭の引退競走馬たちを再調教している。「Whanau(ファナウ)」とは、ニュージーランドのマオリ民族の言葉で「家族」。ニュージーランドでの経験から学んだ馬との付き合い方を日本で実践し、人と馬が共に集える空間で家族のようにクラブに通う子供たちの成長を見守る。
ニュージーランドで馬は特別な生き物じゃなくて、日本で言うと犬や猫みたいに自分の家に馬がいるみたいな感じ。特別な乗馬クラブがあるというよりも、みんな家庭で馬を飼ってる感じなんですよね。 馬を感じてもらいたいので裸馬に乗せたりして、馬とのコミュニケーションをとれるようにしています。はじめのうちは乗ってる子も怖いと思うんですけど、だんだん慣れてきてリラックスしてくるとすごく楽しくて力も抜けてくるんです。僕たちの夢というか今後の目標なんですけど、なるべく馬がストレスのない環境、それで子供たちが遊べる環境。子供たちがファナウステーブルに来て、いろいろな経験をする中で、馬と遊んで楽しめるような乗馬クラブにしていきたいですね。