高嶋 活士 KATSUJI TAKASHIMA
パラ馬術選手
出身:千葉県市原市
所属:コカ・コーラ ボトラーズジャパンベネフィット株式会社
パラ馬術 PARA-EQUESTRIAN
パラリンピックの馬術競技では、技の正確さや演技の美しさを競う馬場馬術のみが行われる。障がいや症状は一人一人の選手によって異なるため、障がいに応じてカスタマイズした特殊な道具の使用が認められる。
障がいをもつが故に馬への指示の出し方が難しく、馬と一体となった演技をするには、騎乗する馬との日々のより親密なコミュニケーションが重要になる。
STEP1「ルール」
パラ馬術は普通の馬術競技と違い、障がいの重い方からグレードⅠ。そこから軽い方に向かってグレードⅤまで、5段階のグレードで競い合います。僕はグレードⅣになります。
グレードⅠは常歩だけ グレードⅡとⅢは常歩と速歩。
グレードⅣとⅤは常歩・速歩・駈歩の全て歩法がある競技になります。
STEP2「見どころ」
パラ馬術に関しては色々な障がいの方がいて、道具を工夫して馬に乗っているので、その道具の工夫を見るのもすごく面白いと思います。その中で綺麗な動きを見れることがとても楽しいですね。僕は特殊な馬具として輪ゴムを使い、右足と鐙(あぶみ)を繋いで、鐙が脱げないようにしています。
STEP3「私にとって馬とは」
パラ馬術では人と馬との信頼関係がとても大切になります。僕らは体の使えない部分があるので、その部分をまず馬に分かってもらい、それが無い状態でも馬に正しい動きをしてもらうよう、理解してもらうことが大切です。僕の愛馬ケネディーは、家族同様のパートナーですし、大切な家族の一員だと思っているので、とても僕の中では大切な存在です。僕にとって馬とは、輝かせたい存在です。