総合馬術 佐藤 賢希 Kenki Sato
所属:明松寺馬事公苑
仏教の言葉で無一物無尽蔵という言葉があります。
何もないということは、何にでもなれるということです。
僕はそれをテーマにして、
馬や、家業であるお寺の仕事について考えています。
禅と馬術の世界は、重なるところがあります。
例えば呼吸はとても大事な一つの要素で、僕が馬に乗っているときに
とても気遣っていることは馬の呼吸です。
その時の体調やパフォーマンスを馬の呼吸から
インフォメーションとして感じることがあります。
それを馬と重ね合わせて競技に向かっていく。
自分を成長させるための修行と似ているなと感じます。
自分はまだまだ未熟。こうして世界に出られていることに感謝して、
小さなことを積み重ねて、大きなチャンスに繋げられたらと思います。
私は総合馬術選手、
佐藤賢希